平々凡々

ぶたの絵や文章をかく人です。

2022/02/02の日記

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漫画を描くときは文章の方が先に立つ。文章を描いてから漫画を描くことの方が多い。だから私の漫画は絵より文字が与える情報量が多く、説明的になりがちだ。

 

人とコミュニケーションを取る時も、直接的な、相手を前にした会話よりもメッセージやメールの方が自分の伝えたいことをより正確に伝えられる気がしている。

 

私にとって文字に起こすということはそういうことだ。

 

あまりこういう言い方は好きではないが、私にとって文章を書くということはデトックスの意味合いが強い。

身体の中にある悶々とした気持ち、やるせなさを文字にぶつけることで整理している。

 

気持ちの整理を兼ねて少し長い日記を始めてみようと思う。

毎日はできないだろうから溜まったら出すぐらいの頻度で。

 

と思ったらしく2022/2/2からiPhoneのメモ機能に定期的に日記をしたためるようになった。仕事の原稿をほっぽりだして何をやってるんだ私は……と少々情けなくなる。しかもこの日記があまりに面白くない。完璧な深夜テンションで書いていて、これじゃ思春期の夜に書いた手紙と一緒じゃないかと思う。恥をしのんで公開する。これもちょっとしたリハビリだと思おう。

 

2022/02/02の日記。

昨晩というか深夜にキャロットケーキを焼いていたため、17時まで寝ていた。途中起きて焼いたケーキやプリンを食すなどするも、その後すぐ寝たので実質12時間以上は寝ている。

 

本当は今日、兄の買取を手伝う予定だったのだが、このところ続く、やる気のなさ、しんどさ、寝ても寝ても眠い、人に会いたくないといった諸症状のために2日前にキャンセルした。兄よ、ごめん。妹はしんどいと言いつつ、ケーキを焼く元気はありました。

 

寝過ぎによって頭痛に苦しむ。苦しみながら、漫画スラムダンクを読んで陵南戦の最後のところで泣く。自分にまだ漫画を読んで泣く余力があることに気づき、少しほっとした。そもそも漫画を読むことができるだけ健康なのかもしれない。

 

ゴロゴロとした後、ポプラにて甘いもの(トッポとアイス)を買って食べる。アイスは最近友人が好きだと言っていたアイスを選んでみたが、なるほどおいしい。

 

やっと頭痛が落ち着いてから、色々と行動し始める。日記、絵日記、家計簿、バイト着の割烹着にボタンをつけたり、明日キャロットケーキをもう一度焼くために材料の計量をしたりなど。書き起こしてみると意外と充実した生活を送っているように思えてくるし、そんなに調子悪くないんじゃないかとなってくる。

 

でも確かにここ最近は調子が悪かったのだ。絵を描く元気がなかった。ペンも握りたくなかった。絵や文章をSNSにアップする自分に吐き気がするときさえあった。濁流のように意図せず流れ込む情報に異常に反応し、ささくれ立っていた。

だからSNSから離れた。

 

誰にも会いたくなかったし、誰とも話したくなかった。ただ温かい布団の中で目を瞑っていたかった。

 

それでも時間が経つと、布団から出たくなる。温かいと思った布団が生ぬるく感じたり、着ている服が少し汗でじっとり自分にまとわりついているような気持ちになる。ああ、誰かと話したい。

 

人に会いたくないと思いながら、結局は人を求めている。

 

23時すぎて、兄の店に行く。手伝えなかったことを詫びる。一緒に飲み物を買いに行く。景気の悪そうな兄のために本を3冊ほど見繕う。お客さんが来たので退散。外に出ると隣のシェアハウスの子が煙草を吸っていた。

 

だめだよと声をかけてむっちゃんに言われたくないと言われて、何だか安心して家に帰る。

 

ここまで書いて、今日は終わり。

 

以上がこの日の日記である。なんとも面白くないし、キャロットケーキというところが読み返していて生意気だし、なんともしみったれた文章である。後日談になるが翌日焼いたキャロットケーキには肝心のキャロットを入れ忘れた。すりおろされた人参の気持ちになって見てほしい。憐れである。

が、これが私の日常。

あくまで平々凡々。今日からよろしくお願いします。